新年のごあいさつ

カイゴーのご利用者様、取引先の皆さま、スタッフの皆さま、旧年中は一方ならぬご厚情を賜り誠にありがとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 今年はイノシシ年です。食用としてなじみ深い豚も、実はもともとイノシシだったそうです。

日本で豚を野に放った場合

 放たれた豚がイノシシと交配して残した一代目の子孫はイノブタとなる。さらにそのイノブタがイノシシと交配して子孫を残せば、見ためにはほとんどイノシシとなり、やがて豚の血は薄れてイノシシ集団の中に吸収される。(サイボクぶた博物館webサイト参照“http://www.saiboku.co.jp/museum/college/buta/kigen/index.html”)』

 昨年は、カイゴーにとって盛りだくさんの一年でした。新入社員3名という新しい血が我社に入りました。  8月にはカイゴー夏祭りもありました。 地域福祉の推進を使命とするカイゴーの大きな一歩を踏みだすことができました。

  前進の勢いがあるほどに、向かい風もまた強く吹きました。

世の中を見渡せば、スポーツ界でのパワハラ問題や助成金不正取得、東京医科大の入試不正など、モラルの低下を現わすニュースが多くありました。国際情勢を見ても「自分さえよければ」との風潮が蔓延しているように感じてなりません。

 カイゴーにあっては、社員のモラルは抜群です。今のカイゴーは悪意のある不正などは、起こりません。

そして、社員の目はいつも「顧客のニーズの充足」に向けられています。耳はいつも、「声なき声」に向けられています。時に逡巡しては立ち止まり、時に己の弱さに嫌気が差し、時に疲れて空を見る、それでも目の前の利用者のためと明るく笑うカイゴーの社員の当意即妙の振る舞いに、多くの利用者が安心しました。

 どんな状況にあっても、「皆の暮らしを護り支える」「あらゆる人の幸せの支えとなる」との経営姿勢をその身に体しているからです。むしろ経営姿勢は、社員の日常の振る舞いを言葉にしただけなのかもしれません。

 天は二物をあたえずといいますが、そんなカイゴーの社員は抜けてるところが多いのもまた事実です。自身で考え気合と根性で行動する、ビンテージスタイルの社員が多いため、「利用者のためになっているんだから、制度の主旨に合っているからいいでしょ」という具合に自己判断が目立ちますのでお互いに気を付けていきたいと思っております。

 しかし、何も考えずに文字面の基準だけで機械的に仕事を行って事足れりとする、家畜のような者よりもずっと素敵だと思います。

 そういう意味でカイゴーは、飼いならされた豚でなく(個人的には豚は大好きです)イノシシのような野性的な社員の集まりと言えましょう。

 今年はイノシシ年です。

所沢市の要介護認定者は約1万4千人。カイゴーのご利用様は約300人。つまり、所沢の要介護認定を受けられた方のおよそ2%はカイゴーのユーザーです。その責任は大であります。

カイゴーは、イノシシ集団と申しましたが、モラルのあるイノシシですからなるべく周りの方にご迷惑をおかけすることがないよう、旧年中の皆さまのご厚情にお応えできるように誠実に突進してまいります。

2019年元日 有限会社カイゴー本部 小林健太


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です