事例集③

当社のサービス事例集、よくある質問をご紹介します。

はなれて暮らしている母親が一人で暮らせそうも無くなった!

 私達息子夫婦が仕事の都合で実家を出てから、母は父と暮らしていたが、その父が数年前に他界。以後一人で何とか頑張ってきたが、最近、転倒したり、食事も気ままになったりして、心配していたが、昨年、脱水症で1週間入院。ますます歩けなくなったようで、電話をかけても出るのに時間がかかるようになりました。買物は配達サービスで何とかできているし、お金の出し入れは農協の職員が訪問して行なってくれているので、本人はまだ頑張れると言っています。

しかし、近所の人や、民生委員が時折私達に電話をかけてきて、そろそろ一人暮らしも厳しいのではないか?と言ってきます。自分の親なので何とかしたいのですが、私達の家に呼び寄せたくても住宅事情で難しいし、本人も、田舎での暮らしを続けたいと言っています。

困った私達は、田舎の役場に連絡をしたところ、地域包括支援センターを紹介されたので、事情を説明しました。数週間後、地域包括支援センターから、以下のような連絡がありました。

①本人の希望はよく判った。民生委員さんと協力しながら、定期不定期に訪問し、様子を見ていく。

②一人暮らしの安心として、「緊急通報システム」を公的に貸与する。

③介護保険の申請に本人が同意したので、手続きを進める。

④何がしかの認定が出たら、ヘルパーさんを利用し、生活面の管理を本人と一緒に行なう。

⑤認定が出たら、健康管理、地域とのつながりを強化するため、デイサービスに週1回利用。

私達も、できるだけ顔を見に行ったり、決まった時間に電話をかけ、本人の状態を確認する等をして、暫くは様子を見ることになりました。場合によっては、私達の家の近くのアパートに引っ越してもらい、世話をしようとも思っていたのですが、本人の希望をまずは優先してみることとしました。

認知症の義母(同居)の介護(認知症)が始まった!

 ここ数年、しまったものが判らなくなり、嫁の私が盗った、隠したと騒ぎ始めました。おまけに、電話が出来るので、「嫁が急に手癖が悪くなり困っている。大きな声では言えないが私の洋服や化粧品を持ち出してしまう。このままでは私の年金も取られそうで心配だ」と親戚に電話をかけるので、精神的に疲れ果ててしまっていました。幸い夫や子供たち、親戚も私の事を信じてくれているので支えになっては居ます。

民生委員の紹介で介護認定を受け、ケアマネージャーと話し合い、サービスを利用し始めたところ、ようやく精神的に楽になり、また、義母も表情が穏やかになってきたようです。

ケアマネージャーと話し合って決めたプランは・・・

①健康診断の内容が変わった、と称して、物忘れ外来を受診⇒脳梗塞が判明。治療が始まる

②嫁の精神負担軽減で、短時間のデイサービスを週2回利用⇒本人、元来社交的なので快く通う

③慣れてきたらデイサービスの時間を延ばす⇒現在は様子見。

④少しずつ始まっていた尿もれ対策で、市の紙おむつ給付を開始⇒本人、違和感無く利用

⑤デイに慣れたら、併設のショートステイを利用⇒現在はまだ利用せず。今後に期待