事例集①

当社のサービス事例集、よくある質問をご紹介します。

デイサービスを利用したら、落ち着いて過ごせるように・・・

認知症を患っている80歳代の女性。ご主人と二人で暮らしています。

ご本人の認知症の進行や糖尿病の管理など、夫は常時の介護で先々に不安を抱えていました。

サービス担当者会議で、夫の介護負担軽減のため毎日の利用となりましたが、帰りたがったり介護を拒んだりと、なかなか落ち着いて過ごして頂けません。

スタッフは本人の心情を理解することに努め、適切なかかわりを検討しつつ接し、また、他の利用者もご本人にこころを寄せる接し方をしてくださったこともあって、次第にデイサービスセンターに慣れてきました。

最近ではデイサービスセンターを「学校」と呼び、歩行練習やレクリエーションに取り組んでいます。

ご主人も「本人がデイサービスセンターを毎日楽しみにしている、本当に良かった」とおっしゃっています。

認知症を理解することに努め、認知症を原因とするさまざまな行動に寄り添う大事さを実感しています。

胃ろうを選択しなかった家族への支援

 「胃ろうを作らないと、また食事が詰まり、肺炎を起こしますよ」

退院前の話し合いで、医師が家族にこう告げました。このご家族は様々な事を考えたうえで、胃ろうを造設しない選択をし、家に連れ帰りました。要介護5、95歳の女性です。

私(ケアマネージャー)が担当したのはちょうどそのころ、3年前の事です。

退院直後から、訪問看護、デイサービス、ヘルパー、介護ベッド、ショートステイの5つのサービスを導入し、ご本人への支援と、介護者ご夫婦の仕事が両立できるようお手伝いしてきました。

少しずつ変化するご本人。訪問看護を24時間対応可能な事業所へ、往診可能な医師への主治医変更、夜間に看護師がいる老人保健施設のショートステイ、床ずれ予防のマットレスへの変更など、状況に合わせてのサービス調整と、スタッフ一同連携をとるための窓口になることに努めました。

振り返ると、毎年のように「今年の夏が乗り越えられるかしら?」と、何度ご家族と会話したかわかりません。残念ながら今年の夏は乗り越えられませんでしたが、自宅でご家族や訪問看護師さんの見守る中、本当に安らかに息を引き取られました。

ご家族の好意で、紅を引かせていただきました。胃ろうにせず在宅で看取ることを選び、様々な議論があることではありますが、皆の意志が一つになることで迎えられた穏やかな最期でした。

気丈に生きられ、笑顔を絶やさなかったA様のご冥福をお祈りいたします。

*「看取り」の定義:「無益な延命治療をせずに、自然の過程で死にゆく高齢者をケアすること」

ヘルパー2名対応。自宅での入浴が可能に!

 97歳女性。心臓が悪く、また、足腰の筋力低下で歩行ができず這って移動する状態。物忘れも進み一人で入浴ができません。息子夫婦と暮らしており、お嫁さんが一緒に入浴していましたが、お嫁さんも高齢になってきて、先々の入浴に不安があると相談をいただきました。

デイサービスセンターを利用して入浴することは、高齢を理由にご家族が見送られたので、自宅で入浴できる方法を皆で検討した結果、ヘルパー2名で入浴介助することとなりました。2名介助の理由は、ご本人の安全です。お風呂は一般的な一戸建ての大きさ。浴槽への出入りや浴槽内での姿勢維持などが安全なり、ご気分も良かったのでしょうか、歌をうたいながら入浴されていました。

ご家族からも、「入浴中に動けなくなったらどうしようか、と悩んでいたけれど、ヘルパーさんが2人ついてくれるので、とても安心です」と喜んでくださいました。

ヘルパー1人より費用は掛かるようになりますが、安全はもちろん、ご本人やご家族が入浴を楽しめるようになったことが、今回の最大の効果だったのではないでしょうか。

骨折してから歩行ができるまで

 先日、大腿骨頚部近位部骨折されたFさんは、入院し手術を受けられました。経過も良好でリハビリ効果もあり、2~5メートル程度歩けるようになったころ退院が決まりましたが、自宅での歩行には不安を感じていました。

本人を交えてサービス担当者会議が行われ、歩行器貸与がプランに位置付けられました。退院1週間後にモニタリングに伺うと、その歩行器で、ご家族についてもらいながら歩行練習しています。恐る恐るのご様子でしたが、前向きな姿が見られ安心しました。

それから1か月後に再度訪問したところ、歩行状態が格段によくなっていたので、屋外も歩けるのではないかと思い、屋外用の歩行器を提案しました。ご家族とケ アマネージャーと話し合い、ご利用頂くことになりましたが、一週間後の訪問時、「買い物にも行けるようになり外に出ることが楽しみです」と笑顔でおっしゃられ、とてもうれしく思いました。

たくさん種類がある歩行器も、状態に合わせることで効果が高まる例と思います。これも貸与制度の大きなメリットと考えています。

夫がデイサービスセンター利用。妻の感想

80歳代男性。週2回でデイサービスセンターを利用し3年。その間、徐々に妻の介護負担が増しており、「1日でも多くデイサービスセンターに行ってもらえたら…」との希望が出ました。サービス担当者会議の結果、週3回の利用に。

本人は当初「疲れるから2日でいい!」おっしゃっていましたが、入浴やレクリエーションを楽しまれるようになり、3回来られる日が増えています。特に初めての入浴の時、「朝から風呂にはいれていいなぁ」と喜ばれていたのが印象に残っています。

入浴介助などの負担が軽減されたこともあり、「自分の時間が少し増えて助かるわ」と妻から感想を頂きました。